吹上寺は、和歌山西国三十三ヶ所の第30番札所です。
※本居宣長ゆかりのお寺です。本居宣長の養子、本居大平は紀州徳川藩に仕え、
その一族の菩提寺がここというわけです。
※本居宣長(もとおり のりなが)は伊勢松阪の人で、
30代の半ばから古事記に関する研究を開始し、35年の歳月をかけて44巻に
当時は、既に古事記の読み方すら判らなくなっていたため、
現在につながる古事記の研究は、ほとんど全てが本居宣長の成果を受け継いだものと
言っても過言ではないほどです。
開基の地は吹上で、寺名の由来となっています。
寛永年初、頼宣の命のもと創建された。寛永9年(1632)には、
先の国主浅野長晟正夫人が茶毘に付された地(現在地)に移建することになります。
なお、夫人の遺骨は一時海善寺に埋納され、元和5年(1619)広島へ移葬されています。
吹上の地から移建された当時は、この地は周辺より高台で眺望良佳、松林があり、
炎暑の頃は海風で寝心地満点だったといわれています。
本堂は大きく綺麗でした。
車で行った場合は山門の前に2、3台停められるスペースがあります。
↓地図↓
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