紀伊続風土記によると、紀國造家祖天道根命が淡路國御原山に天降り、
賀太より馬に乗り木の本に到り、しばらく斎奉り毛見に遷ったと伝えられています。
日前宮の日像鏡を当地の厳橿の木の本にお祀りしたとの社伝と同じ伝えです。
また、神功皇后遠征の帰途、誉田別命が仮宮を造りしばらく留まった事で、
秀吉の紀州侵攻時、建造物、古文書は焼けてしまい、
後、木の本宮と八幡宮を合祀したのです。
鳥居を抜けると石畳みの急な階段を登って行き本殿へ
本殿へ向かう途中に祀ってある「えべっさん」と「大黒さま」です。
さらに階段を上り
そして本殿へ
本殿は元和四年(1618)再建の木造檜皮葺三間社流造で桃山時代の
遺風が残る県指定文化財です。
社叢は典型的な照葉樹林の小山の杜で、貴重なものとの事です。
町中にも下の宮があり、鳥居から神体山がよく見えます。
本殿近くに祭られている神々の系譜が示されています。
また多くの摂社には一つ一つ祭神名と御神徳が書かれており、
お参りするにわかりやすい神社です。
車で行った場合は鳥居近くに駐車場があります。
↓地図↓
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