上岩出神社は、昔から「白山さん」と呼ばれ、「子安の神」として
信仰を集めてきた神社であり、現代も「白山さん」の名で親しまれています。
旧上岩出村七か字(北大池・東坂本・新田広芝・南大池・水栖・野上野・山田)の氏神様です。
創建は大宝元年(701)と伝えられ、もとは蔵王権現といわれていました。
鳥羽天皇の御宇長承2年(1133)に根来寺の覚鑁上人が加賀国白山姫神社を
分霊勧請し、白山妙理大権現としました。
天正13年(1585)豊臣秀吉の根来攻めの折、社殿は消失してしまいましたが、
神鏡は破損せず、村人は小社を造営し奉祀。文禄3年(1594)社殿を再建、
明治43年、白山神社と称していたのを、上岩出神社と改称しました。
三間社流造檜皮葺の本殿は昭和44年県文化財に指定されました。
現存の社殿は、文禄三年(1594)正月十一日に再建されました。
車で参拝の際は駐車場があります。
↓地図↓
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